公益社団法人日本服飾文化振興財団は9日、ポーラ ミュージアム アネックスで翌日から開催する展覧会「モン イヴ・サンローラン」に先がけ、レセプションパーティーを開催した。
同展覧会では、元女優・歌手・モデルの小林麻美さんが財団に寄贈した「イヴ・サンローラン」のビンテージ約180着の中からピックアップした12体のルックを展示すると共に、ユナイテッドアローズ(UA)のブランド群からピックアップしたリアルクローズとのミックスコーディネートによるバーチャルファッションショーのムービーやルック画像を披露した。UAの名誉会長で同財団の重松理・理事長は「昨年、ランウエイショー形式で披露したが、一回きりではもったいない。より多くの人に見てもらいと今回の機会を設けた」と話す。
スタイリングは昨年に続き、スタイリストの亘つぐみが担当。ミックスコーディネートについて「前回は自分のイメージの中の『イヴ・サンローラン』をスタイリングに落とし込み、エレガントな雰囲気で統一した。今回は、ストリートというトレンドも踏まえ、よりカジュアルに仕上げた。それが可能だったのは、当時の『イヴ・サンローラン』のアイテムがクラシカルでトラッドだから。今も変わらずかっこよく着こなすことができ、さらに今の服と合わせることでより魅力的なスタイリングになる」と話す。全部で約80体のスタイリングを組んだ。
レセプションパーティーには小林麻美さんをはじめ、中陽次・三越日本橋本店長や武藤貴宣スタートトゥデイ取締役、小林さんが25年ぶりに復帰し、連載を持つ「クウネル」の淀川美代子・編集長、竹田光広UA社長など多くの業界人も訪れ、「イヴ・サンローラン」の魅力を堪能した。
■Mon YVES SAINT LAURENT展
2016年12月10日(土)-12月25日(日)
11:00-20:00(入場は閉館の30分前まで)
入場無料/会期中無休