ワコール(WACOAL)は12月14日、東京・麹町ビルで「レッドファッショニスタアワード2016 (RED FASHIONISTA AWARD)」の授賞式を行った。リオ五輪や25年ぶりの広島カープ優勝などスポーツをはじめ、ファッションやコスメで“赤”が注目を集めた時期の開催になった。
“赤”は海外では“幸運”や“おめでたい”色とされ、日本人にとっても日の丸に象徴されるナショナルカラーで縁起が良い色とされている。ワコールは17年も赤のポジティブなパワーで世の中に活力をもたらしたいと同賞を企画。今年は、スポーツ部門ではカープ女子代表のうえむらちか、メディア部門は箕浦ちさ子「インレッド(IN RED)」編集長、芸能部門ではタレントのイマル(IMALU)が受賞した。
今年は申年ということもあり、申赤下着が話題になった。ワコールでも“赤”にフォーカスし商品バリエーションを増やしたところ、赤い下着の売り上げが前年の約4倍に。イタリアでは、“新年に新しい下着を身に着けると幸運になる”という言い伝えがあり、新年に幸運を願い着用する人が多い。ワコールは年末年始に向け、縁起のいい招き猫などのモチーフをほどこした赤の下着をバリエーション豊かに提案。新年の幸運を願い、“新しい赤の下着をつけて年越し”という習慣が日本でも定着するかもしれない。