「アディダス(ADIDAS)」は12月16日、同ブランドとして初めて3D技術を搭載したシューズ“スリーディー ランナー(3D RUNNER)”を発売する。先着順ではなく、抽選券を配布し、当選者に販売する。ロンドン、ニューヨーク、東京の3都市でのみ販売し、日本での発売詳細はアディダス ジャパンのインスタグラムアカウント(@adidastokyo)で随時発信する。価格は3万3300円で、日本では50足の限定販売。カラーはブラックのみ。すでにインスタグラムではサプライズプレゼントも行っている。
“スリーディー ランナー”は踏み込む際などに力が強く入る領域には高密度ゾーン、力が弱く入る領域には低密度ゾーンを配置し、最適なレベルのパフォーマンスを可能にする、3Dウェブ構造を採用。ミッドソールも3Dプリンターで製作するため、縫い目や接着が存在しない。ミカル・ぺヴェト(Mikal Peveto)=シニア・ディレクター・オブ・フューチャーは「“スリーディー ランナー”は、 今後に向けた第一歩。将来的には、消費者一人一人の足型やランニングスタイル、パフォーマンスレベルやニーズに基づいてカスタマイズしたシューズを作りたい」と語る。
同シューズは8月に行われたリオデジャネイロオリンピックで英7種競技選手のジェシカ・エニス・ヒル(Jessica Ennis Hill)、米競泳選手のアリソン・シュミット(Allison Schmitt)、コロンビアのBMX選手マリアナ・パジョン(Mariana Pajon)に贈呈し、初披露した。