今年創業65周年を迎える「マックスマーラ(MAX MARA)」は12月15日(現地時間)、中国の上海展覧センターで2017年プレ・フォールのファッションショーを行った。アニバーサリーイヤーの締めくくりとなる今回のイベントでは、中国人アーティストのリウ・ウェイ(Liu Wei)とコラボレーションしたプロジェクト「マックスマーラ モノポリス(Max Mara MONOPOLIS!)」を発表し、リウとのカプセルコレクションも披露した。
イベント当日は、1955年に建てられた歴史ある建造物として知られる上海展覧センターを上海らしい鮮やかなネオンカラーで彩り、プロジェクトのコンセプトである時代やカルチャーが交錯する革新的な「大都市」を表現した。会場内のランウエイには、鉄やテキスタイル、鏡などさまざまな素材で作られたリウのインダストリアルな作品を随所に設置。ショーでは、ランウエイを歩くモデルに加え、カプセルコレクションを着たモデルを作品と並んで立たせるなど、今回のコラボレーションを引き立てる特別な空間を演出した。
カプセルコレクションは、イタリアのクラフツマンシップと最先端のアートテクノロジーを融合した11ルックを発表。「マックスマーラ」らしい白と黒、ベージュを基調に、異素材やプリントをミックスしたエレガントなアイテムがラインアップする。あらゆる素材を生かしたアイデアやコンセプチュアルなカラーブロッキングが、リウの作品とリンクしている。同カプセルコレクションは、ショー当日に公式サイトで発売し、日本でも16日から、青山店と銀座三丁目店で販売を始めた。「マックスマーラ」は9月に開催した2017年春夏コレクションのショーで、ブランド初の“すぐ買える”バッグ、新作“ボーバッグ”を発表した。日本では、今回上海で発表したカプセルコレクションが初めてになる。