ファッション

「ティファニー」NY5番街旗艦店、バリケードで客の安全を確保

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はトランプタワーに隣接するニューヨーク5番街の旗艦店に関して、ニューヨーク市警察と連携して店舗の周りにバリケードを設けた。

 「ティファニーブルー」のロゴ付きバリケードは、57丁目から店舗を囲む。ホリデーシーズンのウィンドーディスプレーを楽しむことができる他、トランプ派の抗議活動でしばらく封鎖していたメーンエントランスも開放した。すぐ隣には、警察がトランプタワーのために検問所を設置している。また、通常営業していることをアピールするために、店の外には「ティファニー」のマフラーやネックウォーマー、ニット帽姿の従業員が客を迎える。「ティファニー」のスポークスマンは「われわれはニューヨーク市警察およびシークレットサービスと連携し、5番街の旗艦店周辺の安全の確保に取り組んでいる。通常営業をしており、ホリデーウィンドーとファサードのイルミネーションを公開している」とコメント。

 先月ドナルド・トランプ(Donald Trump)反対派の抗議活動が全米各所で行われ、ニューヨークのトランプタワー周辺には大勢の抗議人が集まった。その結果、5番街に出店している多くの店舗は、入店客が激減。「ティファニー」は先月末に開催した2016年第3四半期(8〜10月)決算会見で、「抗議活動は、旗艦店の周辺を訪れる消費者の減少を招いた。その結果、昨年同期間および米国の他店舗に比べ、5番街旗艦店の売り上げは少なかった」とコメント。

 トランプタワーの周辺は「グッチ(GUCCI)」「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」なども店舗を構えるが、消費者を誘致する対策は行っていないようだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。