新年1号目となる1月5日号は、毎年恒例の「ビューティ業界を占う 2017」特集です。化粧品業界で話題を呼びそうな15のキーワードを昨年の傾向を踏まえながら紹介しています。今年の化粧品業界の最大のキーワードといえば、ポーラが化粧品業界で初めて“シワを改善する”医薬部外品の認可を得た「リンクルショットメディカル セラム」でしょう。百貨店化粧品バイヤーの期待する声を併せて紹介しています。
昨年に引き続き銀座エリアにもスポットが当たりそうです。ここ数年来、話題を集めていた大型商業施設「ギンザ シックス」が4月20日にいよいよ開業します。銀座エリア最大の商業施設で、化粧品関連のショップも多く出店する予定です。その1カ月前には、「マロニエゲート銀座」がオープン。化粧品売り場は2フロアに拡充され、好調な化粧品業界を象徴しているのを感じることができます。
さらに国境のボーダレス化を見据えるメーカーが多く越境ECの市場拡大の兆しが見えてきたり、韓国発の“パウダーリップ”が日本でもトレンドになりつつあったり、日本の枠を超えた動きも活気を帯びそうです。ヘアケア業界においては、ディーラーの資本業務提携による勢力図の変化や化粧品業界の新たな販路としてヘアサロンの店販のバリエーションの拡大が目立つなど、今年も話題が豊富です。
ニュース面では、化粧品メーカーをはじめ、異業種からの参入が多い日本のオーガニック食品市場について取り上げます。オーガニックレストラン「コスメキッチンアダプテーション」、フランス発のオーガニックスーパー「ビオセボン」など、オーガニック市場の鍵となる"食"について分析します。また、2017年にブランド生誕20周年を迎える「ケイト」や、「2016 WWD ビューティ インク アワード」などについて紹介します。
ニュース面では、東京に1店舗展開で地方に2店舗目を出店するヘアサロンについて取り上げます。ヘアサロン「バイレット」や「ラビリンス」が展開するその理由と、今後の出店について紹介します。また、「ディオール」が1月に発売する、艶肌に導く新クリームや、自身のブランドを去ることになったボビイ・ブラウン、日本ショッピングセンター協会による16~17年にかけてのSC動向についてお届けします。
加藤智一・美容ジャーナリストの連載「5年後にはやるコスメ、10年後に生まれる技術」は、AYAKOアディクション クリエイティブディレクターが登場。2018年秋冬新色などについて紹介します。ビューティパトロールでは、美容誌「VoCE」編集部が選ぶ「2016年最も美しい顔」に選出された桐谷美玲や、現役メジャーリーガーの岩隈久志・投手が初めてプロデュースしたサプリメントなど、ユニークな情報が盛りだくさんです。