スイス発「ヴィトラ(VITRA)」のヴィトラ キャンパス(VITRA CAMPUS)内にあるヴィトラ デザイン ミュージアム(VITRA DESIGN MUSEUM)で「ハロー ロボット(HELLO ROBOT)」展が2月11日から開催される。ヴィトラは、チャールズ&レイ・イームズ(CHARLES & RAY EAMES)やヴァーナー・パントン(VERNER PANTONE)、ジャン・プルーヴェ(JEAN PROUVE)、ジャスパー・モリソン(JASPER MORRISON)など世界的に有名なプロダクト・デザイナーとの協業で知られるインテリア・ブランドだ。
ヴィトラ デザイン ミュージアムは、人々の暮らしの中で身近な存在になってきているローンやペッパーをはじめとするロボット工学に着目。家具を機械=ロボットに置き換え、人間と機械の間におけるデザインを模索する同展を企画した。会場では、家庭、介護、産業界で使用されているロボット200点以上を展示。日本からは、ロボットデザイナーの松井龍哉がデザインした家庭用ロボットの“パタン(PATIN)”が登場する。”パタン“は人工知能を搭載した自走式台車型ロボットで、照明や植栽など既存のモノ(サービスユニット)を乗せれば周囲の環境を観察・判断し、サービスユニットの要求に応じながら自立行動を行うというものだ。
同展では、4つのセクションを通して、ロボットの歴史や背景および、人間と機械の間にある問題を倫理的、社会的、政治的な視点から探れるようになっている。 会期中は展示のほか、トークショーやワークショップなども実施する。会期は5月14日まで。