LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMH)は、4回目となる若手デザイナー支援コンテスト「LVMH ヤング ファッション デザイナープライズ(LVMHプライズ)」の募集を開始した。2月5日(中央ヨーロッパ標準時)まで公式ウェブサイトで応募を受け付けている。グランプリは、30万ユーロ(約3660万円)の賞金に加え、LVMHによる1年間の指導を受けることができる。昨年は、ロンドンを拠点にするグレース・ウェールズ・ボナー「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」デザイナーが選ばれた。
コンテストの対象となるのは、ウィメンズウエアもしくはメンズウエアのコレクションをこれまでに2シーズン以上制作している18歳以上40歳以下のデザイナー。今回から審査員に「ディオール(DIOR)」のアーティスティック・ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリが加わり、「ロエベ」のジョナサン・アンダーソン、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のニコラ・ジェスキエール、「フェンディ(FENDI)」のカール・ラガーフェルド、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」のマーク・ジェイコブス、「セリーヌ(CELINE)」のフィービー・ファイロ、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のリカルド・ティッシ、「ケンゾー(KENZO)」のウンベルト・レオンとキャロル・リム、デルフィーヌ・アルノー=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ バイス プレジデントらとともに審査を行う。また、ファイナリストを選出する43人の業界人からなる委員会には、日本から栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問 クリエイティブディレクション担当と、ジェスキエールとも親交の深い元プロサッカー選手の中田英寿が参画する。
なお、LVMHプライズでは、2017年に卒業予定の学生デザイナーを対象にしたコンテストも同時に開催している。応募条件は、ウィメンズウエアかメンズウエアの6ルック以上を制作していること。5月15日(中央ヨーロッパ標準時)まで応募を受け付けている。
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