ティファニーは、リード・クラッコフを新チーフ・アーティスティック・オフィサーに起用する人事を発表した。昨秋クリエイティブ・コラボレーターとして家具や文具、調度品などのクリエイションを始めたクラッコフは2月1日、クリエイティブのトップに昇格する。現デザイン・ディレクターのフランチェスカ・アムフィテアトロフは同社を去る。
フレデリック・カエナル最高経営責任者は、「リードの卓越した才能とアメリカンデザインへの造詣は、ティファニーが世界規模のラグジュアリーハウスになるため欠かせないものだ」とコメント。リードは、長年コーチのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして活躍した。
業界筋は、フランチェスカのコレクションはここ数カ月、苦戦基調だったと分析している。ティファニーはアメリカ市場で伸び悩んでおり、直近は同国での売り上げが前年を割っていた。