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「カルヴェン」の新ディレクターに元「ディオール」デザイナー就任

 「カルヴェン(CARVEN)」はスイス人デザイナーのセルジュ・ルフュー(Serge Ruffieux)を新たなクリエイティブ・ディレクターに起用することを発表した。2016年10月に退任したアレクシス・マーシャル(Alexis Martial)とアドリアン・カヨド(Adrien Caillaudaud)の後任として、2月1日付で就任する。ルフューが手掛ける初のコレクションは18年プレ・スプリングになり、10月のパリ・ファッション・ウイークで発表する18年春夏コレクションでランウエイデビューする予定だ。

 ルフューは、「ディオール(DIOR)」に約10年間在籍しており、ラフ・シモンズ(Raf Simons)前アーティスティック・ディレクターの退任後、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)新アーティスティック・ディレクターが就任するまで暫定的にルーシー・マイヤー(Lucie Meier)と共にデザインチームのヘッドを務めていたことで知られる。それ以前は「ソニア リキエル」などでキャリアを積んだ。

 今回の就任について、ソフィー・ドゥ・ルージュモン=カルヴェン最高経営責任者は、「ルフューの厳格で非の打ちどころのないクチュール技術と天性のモダンな感覚は、肩肘張らないパリジャン・シックという『カルヴェン』の伝統と共鳴する」とコメントしている。

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