ファッション

コロネットが米国3ブランド獲得でコンテンポラリー強化

 コロネットは、ロサンゼルス発「エー・エル・シー(A.L.C)」とニューヨーク発「グレイ ジェイソン ウー(GREY JASON WU)」「デレク ラム テンクロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」の正規代理店になる。「エー・エル・シー」と「グレイ ジェイソン ウー」は2017年春夏シーズンから、「デレク ラム テンクロスビー」は17-18年秋冬シーズンから扱う。

 「エー・エル・シー」は、デザイナーであるアンドレア・リバーマン(Andrea Liberman)により09年に設立したウィメンズのブランド。リバーマンは元々スタイリストでジェニファー・ロペスやキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモアら数々のハリウッドセレブのスタイリングを手掛けてきた。ニューヨーク出身のリバーマンは、現在はロサンゼルスを拠点に活動しており、それぞれの都市の空気感を兼ね備えたデザインが特徴的で、テイラー・スウィフトやジジ・ハディド、グイネス・パルトローら、現在もさまざまなセレブリティから愛されている。今後、セレクトショップを中心に販売する。主な価格はコート8万9000円、ドレス8万7000円、ブラウス5万円など。

 「グレイ ジェイソン ウー」は「ジェイソン ウー(JASON WU)」の姉妹ブランドで、まだ2シーズン目のブランド。ファーストラインの「ジェイソン ウー」のフェミニニティーを継承しながらも、よりリラックスしたモダンでエレガントなワードローブだ。主な価格はドレス6万2000円、ブラウス5万円、パンツ5万円など。

 「デレク ラム テンクロスビー」は、「デレク ラム」のディフュージョンライン。これまで東レ・ディプロモードがディストリビューションを行っていた。なお、コレクションラインの「デレク ラム」は本国直轄となり、デレク・ラム・インターナショナル社が日本のセールス窓口となる。

 コロネットは、「現在『ザ・ロウ (THE ROW)』『ランバン(LANVIN)』などを筆頭に、ラグジュアリーブランドと契約し、ハイクラスな専門店を中心とした販売網での取り引きが中心だが、その販売網を生かしつつ、より競争力のあるマーケットで戦うためにコンテポラリーのブランドを導入した。それを足掛かりに、売り上げの割合をラグジュアリー、コンテンポラリーに片寄なく、バランス良く安定した戦略を目指す」という。

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