紳士服のコナカは、スマホアプリを利用したオーダースーツ業態「ディファレンス(DIFFERENCE)」を1月から4月にかけて新たに12店舗オープンする。同業態は昨年10月に東京・青山に1号店を開いたばかり。好業績を受けて一気に全国へ出店のアクセルを踏む。
1月21日の新宿南口店オープンを皮切りに銀座、大阪、名古屋、仙台、広島などに出店する。うち7店舗は、これまでカスタムオーダー専門店として運営していた「O・S・V」を業態転換する。在庫を抱える必要のないオーダースーツ店だけに、ロケーションは路面店やビルの2、3階などさまざま。
「ディファレンス」は、初回来店時に専門のテーラーが採寸し、専用のスマホアプリにデータを入力すると、以後は注文から受け取りまでのプロセスをスマホで完結できるオーダースーツシステム。最速2週間で純国産のオーダースーツを作れるうえ、ジャケット、パンツ、ベスト、シャツ、コートに加えて、ベルトやネクタイなどの小物までオーダーできる。3万5000円からというコストパフォーマンスも魅力。アプリで事前に予算やイメージなどを伝えておくと、スタッフがイメージに近い素材や見本を用意して店頭で出迎えてくれるのも好評を得ている。商品サービス開発などのトータルプロデュースを佐藤可士和が担当し、インターフェースデザインはNHK教育のTV番組「デザインあ」のディレクションなどを担当した中村勇吾が手掛けた。青山の1号店は昨年10月のオープン以降、8割以上が事前予約で埋まるなど、非常に好調に推移している。
全12店のオープン日は以下の通り。1月21日新宿南口店、28日神田駿河台店と淀屋橋店、2月3日銀座店、4日イーアスつくば店と名古屋エスカ店、11日トレッサ横浜店、18日浦和コルソ店、3月1日ゆめタウン広島店、3月中旬仙台店、3月下旬柏店、4月下旬盛岡店。