メード・イン・ジャパンのアパレルをECで販売する「ファクトリエ(FACTELIER)」は、1月24日にオープンする台湾のツタヤ ブックストア信義店内に海外初の店舗を出店する。台湾は日本への関心が高く、親日として知られる国であること、「ファクトリエ」のサイトアクセスの上位5カ国に入ることなどから出店を決めた。現地の生活提案型ツタヤに出店したのは、日本の代官山 蔦屋書店や二子玉川の蔦屋家電での期間限定販売が好評だったことが理由だという。
店舗は、同社が「POP-UP EC」と呼ぶ新たなオムニチャネル方式で運用する。この方式は、店頭ではサンプルの試着のみ、購入は「ファクトリエ」のECサイトから行うもので、在庫を持たないために「ファクトリエ」と提携先店舗の相互にメリットがある。「ファクトリエ」のメリットは、顧客との接点が増加する他、卸売りではないために在庫や市場価格の下落リスクがなく、店舗開拓や運営の固定費用がかからないこと。提携先店舗は、買取りではないので在庫リスクがないことや、商品購入後のサポートは「ファクトリエ」が引き受ける。試着用のサンプルは15型程度を用意し、サンプル以外のアイテムも購入可能。購入した商品は日本の倉庫から発送される。台湾までの送料は通常2100円だが、店内のタブレットから購入した場合は1600円に割引される。