“パリ発、チョコレートの祭典”サロン・デュ・ショコラ(以下、ショコラ)2017が2月1日、東京国際フォーラムで開幕した。日本開催15回目を迎えた今年のテーマは「ラララ ショコラ(LALALA CHOCOLAT)! あなたと、ショコラと、人生と」。昨年の1.5倍、約5000平方メートルの会場に世界17カ国から約100ブランドが出店している。初日に行われた内覧会では、本国フランスの主催者であるフランソワ・ジャンテ(Fancois Jeantet)とシルヴィー・ドゥース(Sylvie Douce)やショコラアンバサダーの楠田枝里子、日本で主催を務める大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長が登場した。
今年2回目のアンバサダーを務める楠田は「チョコレートはすべての人を笑顔にしてくれます。その喜びを皆さんと分かち合いたいと思います」とコメント。大西社長は「パリのイベントには約10万人が来場する。東京でも6~7万人が来場する規模に成長した。ここ数年、カカオ生産者がショコラティエと共に参加するようになってきている。ショコラを食文化の一環として発信するイベントにしたい」と語った。ステージには出店ブランドのショコラティエやパティシエ総勢約60人が集結。メリーチョコレート(MARY´S CHOCOLATE)によるショコラ・ショー入りの鏡開きで華々しく開幕した。
会場にはイベントスペースやショコラミュージアム、イートインスペース、配送などを行うサービスカウンターなどを設置。エントランスには、開催15回目を迎えたショコラ同様、誕生15年目を迎えた“ベアブリック(BE@BRICK)”のアニバーサリーを記念し、数社がチョコレートなどで制作した“ベアブリック”作品が展示されている。開場内各店では、実演販売をはじめ会場限定のアイテムなども販売する。
初日は三越伊勢丹のエムカード会員特別招待日で、10時のオープン前から長蛇の列。入場までの平均の待ち時間は午前中2時間程度だったが、辛抱強く待つ人々の行列が上階まで続いた。来場者の中には、回るブランドの順番を決めて来場する人もいるようで、買い回りも多い。特に、新登場ブランドの人気は高く、今年は「ニコラ・ベルナルデ(NICOLAS BERNARDE)」「ベロ&アンジェリ(BELLO & ANGELI)」「フランソワ・ジメネーズ(FRANCOIS GIMENEZ)」「トーマス・ミュラー(THOMAS MULLER)」「ル ショコラ デマニュエル ブリエ(LE CHOCOLAT D’EMMANUEL BRIET)」などが新たに加わった。 開場後は、会場内でも各店舗に行列ができ、チョコレートを購入した来場者はショコラティエらとの交流を楽しんでいた。会期は5日まで。
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