高島屋日本橋店は、『デビュー50周年記念展 池田理代子−「ベルばら」とともに−』を3月8〜20日まで8階ホールで開催する。池田理代子の作家生活50周年を迎えるのを記念して、代表作である「ベルサイユのばら」を中心に半世紀の歩みと多彩な作品を紹介する。
1967年にデビューした池田理代子は、女性の社会進出に厳しい目が向けられた時代にマンガを描くことで自立を目指した。初期の社会派作品「女帝エカテリーナ」などの歴史ロマン、音楽への思いを描いた「オルフェスの窓」、そして「ベルサイユのばら」の40年ぶりの新作「エピソード編」まで、初公開を含む原画や資料、200点以上を通して半世紀の軌跡をたどる。展覧会限定のオフィシャルブックや紅茶専門店ティーポンド(TEAPOND)とのコラボ商品などのグッズも取りそろえる他、池田氏のサイン会も予定する。
同店を皮切りに、大阪(3月29日〜4月10日)、京都(4月12〜23日)、横浜(4月26日〜5月8日)の高島屋を巡回する。入場料は一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。
池田理代子は、1947年生まれの劇画家、声楽家。東京教育大学(現・筑波大学)在学中の67年にデビューし、72年に集英社の「週刊マーガレット」で「ベルサイユのばら」の連載を開始した。80年に「オルフェスの窓」で日本漫画家協会優秀賞を受賞。95年に47歳で東京音楽大学声楽科に入学、卒業後はオペラ歌手として舞台に立ち、オペラの演出も手掛ける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章(シュバリエ)を授与された。