メンズニットブランド「コムアーチ(COMM. ARCH.)」「H.ロビンソン ニッティング(H. ROBINSON KNITTING)」が2017-18年秋冬からウィメンズラインを始動する。メンズとは別パターンで製作した手編みのニットやニットガウン、リブニットなど14型をラインアップする。価格は国産の手編みニットが5万6000円、ハンドフレームのプルオーバーニットが2万5000円、リブニットが1万7000円など。
高橋陽平ジョーマック社長兼デザイナーは「国内に約50店の卸先を持つが、これまでにも小さいサイズを女性用に買い付けていただいたり、『女性のお客さまから好評』という声をもらったりしていた。1人で運営しているブランドということもありタイミングを計っていたが、期が熟したと思いスタートに至った」とコメント。「メンズ、ウィメンズともにベーシックなデザインだが、ウィメンズは身幅を大きく、着丈を短くするなどバランスにこだわった。これまではメンズのアイテムを女性が着ることも念頭に置き、柔らかさや軽さも意識していた。だがメンズとウィメンズを明確に分けることで、メンズではとことんボリューム感や風合いを重視したアイテムを作ることができた」と話す。
ジョーマックは14年設立。2007年セント・マーチン美術大学のニット科を首席で卒業した高橋デザイナーが、「ディオール(DIOR)」「ジョン ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」でニットデザイナーを経験したのちに帰国し、インポーターでの勤務を経て独立した。14-15年秋冬に国内工場での生産にこだわる「コムアーチ」とイギリスのニッターが手編みで作る「H.ロビンソン ニッティング」の2ブランドをローンチし、伊勢丹新宿店メンズ館やセレクトショップなどで販売している。
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