フランス発の調理器具ブランド「ティファール(T-FAL)」は2月2日を「フレンチ・クレープデー」と制定し、“ハッピークレープデイ クレープパン(以下、クレープパン)”発売イベントを開催した。フランスで2月2日は春を祝う「ラ・シャンドール」。キリスト誕生から約40日目にあたる日に聖母マリアがキリストを教会で清めた日が起源だ。クレープが太陽をイメージさせることから、クレープを食べて祝う日になった。日本ではデザートのイメージが強いクレープだが、元はそば粉のガレットで、ブルターニュが発祥地。そば粉の生地に、ハムやチーズをのせた食事代わりのガレットが、小麦粉や牛乳、バターを使用したデザートに進化したのがクレープだ。フランスでは、クレープもガレットも人気で、各家庭にクレープ専用のフライパンがあり、毎年買い替えるほど日常的に使われている。「ティファール」は“クレープパン”の発売をきっかけに「フレンチ・クレープデー」の普及を目指している。
イベントではコメンテイターとして優香と料理研究家の斎藤美穂が登場。カフェクレープリーのル ブルターニュのマーク・ボナーをはじめ、フレンチ・ビストロのオー・ギャマン・ド・トキオの木下威征やネオビストロのアンドエクレのオリヴィエ・ロドリゲスといった3人のシェフによる調理デモンストレーションを見ながら、クレープの魅力や思い出について語った。クレープやガレットのオリジナルレシピを披露した3人のシェフは口をそろえて「“クレープパン”は均一に温度が伝わり、簡単にクレープが焼ける。するするとクレープがはがれるし、軽くて本当に使いやすい」とコメント。“クレープパン”は「ティファール」ならではの焼くタイミングが分かる「お知らせマーク」付き。クレープだけでなく、パンケーキやうす焼き卵、お好み焼きなどを作るときも便利だ。3人のシェフが焼き上げたクレープやガレットを試食した優香は「こんな簡単においしくできるので、今日から作ったみたい」と笑顔で話した。クレープに合わせるドリンクと言えばリンゴから作った発泡酒シードル。「シードル以外に考えられない。ワインやシャンパンを合わせるのはNG」と斎藤。
“クレープパン”一つあれば、冷蔵庫の中にあるもので手軽においしくガレットやクレープを作ることができる。週末のブランチやホームパーティーの新メニューとして注目だ。