「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを約12年間務め、2月3日に退任したリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)の後任にヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)」デザイナーが就くのではとのウワサが広がっている。「ジバンシィ」からコメントは得られていない。
ヴァージル本人は「ジバンシィ」についてはコメントを控えたものの、「私の目標は、ラグジュアリーメゾンをアップデートすること。ケーススタディーとして新たなプロジェクトを手掛け、ファッション業界に新たな風を吹き込むことだ」と語った。昨年、「WWD」とのインタビューでは「私は、ラグジュアリー業界でモダンとコマーシャルのバランスをとるためのアイデアをたくさん持っている。『オフ-ホワイト』は、これらのアイデアを試すための実験台だ」と話していた。
ヴァージルは2013年に「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー」を設立。白黒のストライプのウエアがケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)やドレイク(DRAKE)、ビヨンセ(Beyonce)ら多くのセレブに着用され、一気にストリートで人気を集めた。ここ数シーズンはテーラリングやファーコートなど、ラグジュアリーなアイテムもコレクションに加えている。「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクリエイティブ・ディレクターに抜擢された、「ヴェトモン(VETEMENTS)」のヘッド・デザイナーを務めるデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)や、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)から支援を得ているゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)など、若手のストリートデザイナーが頭角を現している。
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