デザイナーの三原康裕は6日、都内で開かれたファッションビジネスのワークショップ「CARATO 71 PROJECT」のゲストとして登壇し、本格的な着物のデザインを手掛けたいとの考えを述べた。
この日のテーマは「伝統工芸と共存するファッションビジネス」。三原はこれまでも西陣織の細尾(京都)との協業によってスニーカーやスーツを作ってきた。昨年発表した新ライン「ネハン ミハラ ヤスヒロ(NEHAN MIHARA YASUHIRO)」でも着物や雪駄など日本の伝統的な服飾デザインを取り入れたクリエーションが話題になった。今後の細尾との協業に話が及ぶと「今までのような伝統工芸を現代のファッションに取り込む形ではなく、むしろ日本独自の文化の一つの象徴である着物を作り、世界に日本のアイデンティティーを真正面から表現していきたい」と答えた。
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