カシミヤ専業アパレルメーカーのトランス・ファーは、オリジナルブランド「カシヤージュ(CASHYAGE)」のメンズラインから美術家の横尾忠則とコラボしたカシミヤアイテムを9月に発売する予定だ。
ブランドの2017-18年秋冬コレクションのテーマが「ミュージアム」であること、担当者が横尾の大ファンであることからオファーを出し、コラボが実現した。商品はセーター4型、マフラー1型の計5型を予定する。商品は全てカシミヤ100%で、価格はカーディガンが12万8000円、パーカ7万8000円など。「Y字路」など横尾のアーカイブをモチーフにデザインした。
1月にパリの合同展示会「トラノイ(TRANOI)」に出展。今後は国内での販路拡大のため、合同展示会「ルームス(rooms)」(2月15〜17日)の他、大阪(2月28日〜3月2日)や東京(3月7〜10日、3月14〜17日)でも展示会を開催する。
「カシヤージュ」は、14年にスタートしたカシミヤニットブランド。ブランド名はCASHMERE(カシミヤ)とVOYAGE(旅)を合わせた造語で、ウィメンズとメンズを揃える。直営店はなく、ストラスブルゴ(STRASBURGO)やビーセカンド(B’2nd)、ローライフ(RAWLIFE)などのセレクトショップで取り扱っている。
トランス・ファーは、1985年に設立したカシミヤ専業のアパレルメーカー。本社は東京都渋谷区。オリジナルブランドを手掛ける他に、OEM生産も行う。原毛の管理から染色、編み立て、仕上げ、出荷まで全ての工程を一つの工場で一貫して生産している。近年は日本国内での生産も増えており、4割が国内で6割が内モンゴルで生産している。
【関連記事】
■ココ・シャネルも使った英ツイード「リントン」のメンズ服登場
■「ディーゼル」×「ポーター」× 横尾忠則 トリプルコラボが実現
■岡本太郎と「ニューエラ」がコラボ “爆発系”新アイテム