エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)の2016年12月期の売上高は、前期比7.4%増の52億200万ユーロ(約6294億円)だった。
地域別ではヨーロッパが同5.8%増の16億8290万ユーロ(約2036億円)、アジアが同9.0%増の25億190万ユーロ(約3027億円)、アメリカが同6.4%増の9億4080万ユーロ(約1138億円)と全地域で売り上げが伸長した。中でも日本が同20.6%増の7億2410万ユーロ(約876億円)と大きく伸びた。日本市場は円高の影響および流通網を厳選したことにより好成績を叩き出した。他のアジア地域でもシンガポールの高島屋や香港国際空港、マカオなど積極的に出店し、売り上げを増やした。
カテゴリー別ではレザーグッズと馬具が最も伸び、同14.4%増の26億370万ユーロ(約3190億円)で、バラエティー豊かなサイズや色をそろえた“コンスタンス(Constance)”“アルザン(Halzan)”“リンディ(Lindy)”バッグが特に人気だった。フレグランスも同8.4%増の2億6190万ユーロ(約316億円)と好調だった。