ファッション

「フェンディ」、ミレニアル世代のためのデジタル施策始動

 「フェンディ(FENDI)」は2月6日、ラグジュアリー・ブランドの新たな顧客として期待されるミレニアル世代によるミレニアル世代のためのデジタルプラットホーム「F IS FOR...(エフ イズ フォー...)」をローンチした。ミレニアル世代とは、主に欧米で1980年代~2000年前後に生まれた世代のことを指す言葉。同サイトでは、ブランドのDNAを伝える共に若者たちの新しいムーブメントを育てることを目的に、若者の視点を生かした修正も編集加工もされていないリアルなコンテンツをオンライン上で共有する。

 「エフ イズ フォー...」は、「フリークス(FREAKS)」「フルゴーレ(FULGORE)」「フェイセズ(FACES)」「フリーダム(FREEDOM)」「フィアレス(FEARLESS)」という頭文字がFの5つのカテゴリーで構成される。「フリークス」では同プロジェクトのマニフェストを掲載。「フルゴーレ」では、ミレニアル世代のモデルが「フェンディ」の最新コレクションとビンテージアイテムを組み合わせて着こなす姿をiPhone 7で撮影したファッションストーリーを公開する。現在はローマで撮影された3作品が公開されているが、今後世界のミレニアル世代をモデルに起用して撮影を行っていく。「フェイセズ」では、そんなモデルたちが彼らの好きなものやローマなどについて語る。また、「フリーダム」では世界のギャラリーやバー、ショップなど若者たちにとって“特別”な場所を紹介。「フィアレス」では、「フェンディ」の本社があるイタリア文明宮の屋上で行われるミレニアル世代のアーティストのよるライブパフォーマンスの動画を配信する。

 なお、「フェンディ」は今後、オンラインでの体験の共有だけでなく、世界各国でのイベントなどオフラインでの体験を通して、ミレニアル世代との結びつきを強めていく。

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