ポーラ・オルビスグループは、2020年に向けた中期経営計画(4カ年)を策定し、売上高は2500億円以上(16年12月期2184億円)を目指すと発表した。「国内の収益性向上」「海外事業全体での黒字化」「次世代の成長ブランド構築」を掲げ、経営基盤の強化と資本効率改善による企業価値向上を目指す。
17年以降の取り組みとして、5つの重点戦略を立てる。1.「ポーラ」「オルビス」など基幹ブランドの安定成長とグループ収益けん引 2.「ジュリーク」のサプライチェーンの再構築や、「ポーラ」「オルビス」の重点国での成功モデル構築といった海外事業全体での黒字化必達 3.「THREE」の事業拡大や「ディセンシア」のターゲット拡大といった育成ブランドの拡大成長、新規ブランド創出など 4.経営基盤(研究開発・人材・ガバナンス体制)の強化⑤資本効率のさらなる向上と株主還元の充実。その結果、売上高2500億円以上、海外売上高比率20%、営業利益率13~15%を計画する。
グループ創業100周年にあたる29年を見据えた長期ビジョンは、新たなグループ理念を策定する予定。