東京オリンピックとパラリンピックのメーンスタジアムと選手村を繋ぐ新虎通りに、日本全国の「ヒト」「モノ」「コト」を発信するマーケット「旅する新虎マーケット」が2月24日、オープンする。場所は虎ノ門ヒルズ前の愛宕一丁目交差点周辺。「旅するカフェ」と名付けられたグッドモーニング カフェ&グリル虎ノ門を中心に、新虎通りを挟んで歩道内4カ所に「旅するスタンド」を開設。3カ月ごとにテーマと出展自治体が替わり、食や地場産品など、季節ごとに日本各地の魅力を発信する。オープニング時は、愛媛県今治市の「今治イマバール」、富山県高岡市の「おでんや高岡」、山形県山形市の「洋食やまがた軒」、山口県宇部市の「バーガーうべ」が出店。テーマと連動したストア「旅するストア」も併設し、三越伊勢丹が商品ラインアップを手掛けた。3月末まで、それぞれの市から「温泉」をテーマにしたアイテムが並ぶ。
アドバイザーの谷川じゅんじは、ネーミングについて、「『旅する』という行為は、特定の場所に赴くことだけではなく、知らなかった何かと出合う、発見するということ。工芸や食だけではなく、現地に行かないと知りえないコトを東京のプラットフォームを活用して多くの人に発信したい」。日本初の道路内建築「旅するスタンド」を手掛けた建築家の長坂常は「4カ所のスタンドは道路を挟むため、歩かなくてはならない。歩くスピードの中で発見する『ヒューマンスケール』を意識した」とコメントした。
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