フランドルが運営する「クリアインプレッション(CLEAR IMPRESSION)」のセレクト業態「マルシェ ド クリアインプレッション(MARCHE DE CLEAR IMPRESSION)」の第1号店が24日、ルミネ池袋にオープンした。「クリアインプレッション」は脱コンサバに向けて17年春夏から刷新を図るが、同店はその先駆けとして、社内外のさまざまなブランドを集積した“マルシェ(=市場)”のようなショップとして運営する。
従来のオリジナルラインや、オケージョンニーズに対応する“ブリリアントステージ”などに加え、デザイン性を高めた新ライン“クリアインプレッション・ミュゼ(以下、ミュゼ)”も新しく加わる。外部ブランドのセレクトも全体の15~20%を占める。栗田貴史・社長は「これからは単ブランドの時代ではない。地域やお客さまの層に合わせて、それぞれの店舗の品ぞろえの幅を広げていくことが求められる」と話す。
25日に新オープンする立川ルミネ店、3月8日の横浜ジョイナス店も「マルシェ ド クリアインプレッション」の屋号で運営する。1シーズンに数店舗ずつ出店し、最終的には20店舗前後にする予定だ。東智彦・企画本部MD統括部次長は「クリアインプレッションは全国で約50店舗運営しているが、都心の駅ビルと郊外のSCではお客様の層もニーズも異なる。まずは都心系の駅ビルに注力し、セレクト業態としてのビジネスモデルを構築していきたい」と説明する。店頭発売に先駆け、ウェブで先行予約を開始している“ミュゼ”も好調だと言う。「(“ミュゼ”は)弊社としては思い切ったデザインの商品が多いが、そういうものがお客さまに受け入れられている。今後は、ルミネ池袋店を新たな試みの試金石として、失敗してもいいから新しいものを生み出していく場にしたい」。
【関連記事】
「クリアインプレッション」17年春夏から“脱コンサバ”