中国を代表するフォトグラファー、レン・ハン(任航)が死去したと複数のメディアが報じている。報道によると、30歳の若さで自殺したようだ。
レン・ハンは1987年中国・吉林省長春市生まれ。北京を拠点に活動し、“性”がタブーとされる中国で友人や若者をモデルにアーティスティックかつ過激なヌード作品を中心に発表。そのため地元中国では、当局に写真展を中止に追い込まれ、逮捕された経験を持つ。また、「グッチ(GUCCI)」や「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」のシューズコレクションのビジュアルをはじめ、中国版「ヌメロ(Numero)」や「ロフィシェル マレーシア(L’OFFICIEL MALAYSIA)」の表紙を撮影するなどファッション写真に精通していたことでも知られる。
なお、フランスのファッション誌「パープル ファッション マガジン(Purple Fashion magazine)」で撮影した女優・安藤サクラの投稿を最後に同氏のインスタグラムは更新が途切れ、2000件を超える悲しみのコメントが寄せられている。