ファッション

メリル・ストリープ、カール・ラガーフェルドに“反撃”

 「シャネル(CHANEL)」のドレスを巡ってカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を怒らせたメリル・ストリープ(Meryl Streep)が“反撃”した。米「WWD」は、彼女がアカデミー賞のドレスを「シャネル」にオーダーしたにも関わらず一方的にキャンセルしたとして、カールがと怒っているとの記事を掲載したが、これに対して声明を発表。「素晴らしいデザイナーが私と私のスタイリスト、そして(記事内で『お金を払ってでもドレスを着せたい』と報道された)デザイナーたちを、重要なメディアを通して傷つけた。そしてメディアは、確認なしに嘘を伝え、誤ったニュースは世界に拡散。私の20回目のオスカーのノミネートを台無しにした。私は、この問題を軽視しない。カールのコメントは、謝罪ではない」と反論した。

 メリル・ストリープが話す「カールのコメント」とは、彼が怒っていると報じられた後の、カール側とメリル側のやり取りのことを指している。カール側は後日、「『シャネル』がメリルのスタイリストと、アカデミー賞の授賞式で着用するドレスのデザインについて話し合っていたのは確か。その後私は、『メリル・ストリープが報酬をもらい、ほかのデザイナーのドレスを着用する可能性がある』と誤解してしまった。今は怒ったことを後悔している。彼女の20回目のノミネートを祝いたい」との声明を出していた。

 米「WWD」は2月23日、「フェンディ(FENDI)」のバックステージでカールの怒りを知り、これを記事化。メリル側からコメントを得ようと画策していたが、実現しないままウェブに記事をアップした。これを受け「WWDジャパン」は、この翻訳記事をウェブにアップした。

 結局メリル・ストリープは当日、「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のドレス姿でレッドカーペットに現れた。

【関連記事】
■メリル・ストリープ、「シャネル」のドレスを断りカール激怒

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。