ファッション

資生堂が肌あれ改善成分でシワ改善の医薬部外品も取得

 資生堂は、肌あれ改善の有効成分として配合してきたレチノールを「シワを改善する」効能効果を持つ医薬部外品として厚生労働省から承認を受けた。今後、エイジングケア(抗老化)領域の研究を進め、スキンケア商品に応用していく。

 今回、日本香粧品学会が策定した「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に従い、レチノール配合品とレチノール無配合品の有効性試験を実施。9週間の使用後にレチノール配合品でシワの減少が顕著に表れたことから、シワ改善効果の有効性が認められた。

 同社は約30年間にわたるレチノール研究により、熱や光、酸素に弱いレチノールを製剤化技術の応用で安定的に配合、製造することに成功。1993年に「リバイタル リンクルリフトエッセンス」に配合して発売した。さらに、レチノール製剤だけに使用する独自の容器を開発するなど、製剤化技術と容器開発により安定性を担保し、肌あれ改善としてレチノールを配合し、医薬部外品の了承を取得していた。

【関連記事】
■ポーラの「シワを改善する薬用化粧品」が大ヒット 1カ月で25万個販売
■累計販売本数300万本を超えの人気育毛剤「アデノバイタル」がさらに進化して登場
■資生堂の「アデノゲン」から30代男性の抜け毛を予防する育毛トニックが誕生
■「EARTH(アース)」から医薬部外品の「薬用スキャルプシャンプー」と「薬用育毛スキャルプトニック」が登場

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

PR特集2024 変わる、つながる、PRの仕事【WWDJAPAN BEAUTY付録:ウェルビーイング特集】

「WWDJAPAN」10月28日号は、ファッションPR特集です。昨今のPRは、SNSの普及やセレブリティーを起用した情報発信など多様化しています。さらに、コロナ禍以降増え続けるフリーランスPRとその連携も増えており、ファッションPRを取り巻く環境が大きく変化しています。特集では、激増するフリーランスPRの特徴がひと目で分かる、23人分の名鑑を掲載。さまざまなキャリアと得意技を有する、個性豊かなフリ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。