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資生堂が肌あれ改善成分でシワ改善の医薬部外品も取得

 資生堂は、肌あれ改善の有効成分として配合してきたレチノールを「シワを改善する」効能効果を持つ医薬部外品として厚生労働省から承認を受けた。今後、エイジングケア(抗老化)領域の研究を進め、スキンケア商品に応用していく。

 今回、日本香粧品学会が策定した「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に従い、レチノール配合品とレチノール無配合品の有効性試験を実施。9週間の使用後にレチノール配合品でシワの減少が顕著に表れたことから、シワ改善効果の有効性が認められた。

 同社は約30年間にわたるレチノール研究により、熱や光、酸素に弱いレチノールを製剤化技術の応用で安定的に配合、製造することに成功。1993年に「リバイタル リンクルリフトエッセンス」に配合して発売した。さらに、レチノール製剤だけに使用する独自の容器を開発するなど、製剤化技術と容器開発により安定性を担保し、肌あれ改善としてレチノールを配合し、医薬部外品の了承を取得していた。

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