カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は1日、千葉県柏市に2日開業する商業施設「柏の葉T-SITE」を関係者に公開した。代官山、湘南、枚方に続く全国4番目のT-SITE。公・民・学が連携するスマートシティ開発が進む柏の葉は、30~40代の子育て世代が急増していることから子どものためのモノやコトの提案を充実させた。5610平方メートルの売り場には、蔦屋書店を核にしながら19店舗が入る。
大きな池のほとりに5軒の三角屋根の家が連なったように見える本館の2階には「親と子のコミュニケーション」をテーマに、約100メートルの主導線に3万冊以上の児童書をそろえる。柏の葉担当の芝元壮志プロデューサーは「(事前の調査で)本の読み聞かせに熱心なご家庭が多いことが分かった。近隣の方たちが毎日、新しい児童書に触れられる機会を提供したい」と話す。併設のカフェもT-SITEでおなじみの「スターバックス」だけでなく、子どものためのジュースバーも誘致した。その他にも、テクノロジーや理数、英語、文化・芸術、スポーツまでを学べる「T-KIDSシェアスクール」、子ども服の「ファミリア」、おもちゃの「ボーネルンド」、親子のため写真館「サーチハウス」などが、他のT-SITEと同じく書籍売り場とシームレスに構成されている。
子ども関連以外では、大塚家具による初のソファ専門店、ストライプインターナショナルの「コエハウス」、ファイブフォックスの「カフェコムサ」が入る。
つくばエクスプレスの沿線にある柏の葉は、自然豊かな環境の中に東京大学、千葉大学、ららぽーとやマンションなどを集めたスマートシティ開発が進む。柏の葉T-SITEは柏の葉キャンパス駅から徒歩5分で、幹線道路である国道16号線にも面している。来街者、地域住民、大学関係者などのコミュニティ拠点を目指す。
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