ファッション

アダストリアが日本の技術×クリエイターの新プロジェクト始動

 アダストリアは日本の優れた技術に注目のクリエイターを掛け合わせ、世界に誇れるプロダクトを発信する新プロジェクト「フォードット(FOH.)」を始動する。「FOH.」はフォー・オリジン・ヘリテージの略。プロダクトチームには、吊り編によるソフトかつビンテージ風のスウェット地で知られる東紀繊維、ニットの糸開発から製品までの提供に定評のある佐藤繊維、高品質ダウンを扱うザンダー、クリエイティブチームには、山本威史「アナログライティング」デザイナー、有働幸司「ファクトタム」デザイナー、石川俊介「マーカ」デザイナー、鈴木ゆうみ「ユウミアリア」デザイナーらが参画する。

 アダストリアはポイント時代の2010年に品ぞろえ型からSPA型へと転換を決断。昨年9月には、技術を持ったデザイナーやパタンナーを育て、今後の繊維業界に貢献するためのR&D室を新設。室長には、ファーストリテイリング「ユニクロ」出身の沼倉聡・執行役員エグゼクティブクリエイティブオフィサーを起用し、今回のプロジェクトのリーダーも務める。

 発表に際し、「継承すべき日本のモノづくり技術と注目のデザイナーたちによるクリエーションの化学反応をアダストリアが生み出す」と決意を表明。さらに、CSR 活動の一環でもあり、国内産地の活性化と、社内外の若手クリエーター・技術者を支援・育成する場の提供も担うという。3月9、10日に展示会でお披露目をし、秋にはショップをオープンし、プロジェクトを本格化する。

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