ウォーキングシューズブランド「アシックスウォーキング(ASICS WALKING)」のクリエイティブ・ディレクターに、スタイリストの小沢宏が就任した。契約は2月1日から。ブランドのビジュアル制作や店舗のマーチャンダイジング、プロダクトの監修など包括的にブランディングを行う。これまでブランドが培ったプロダクト開発力を小沢ディレクターのアイデアや感性を生かした世界観を通じてアピールし、客層の拡大を狙う。
小沢ディレクターは「これまでブランドを立ち上げたり、プロデュースしたりと、一般的なスタイリストと違う部分を見てきた。その経験を生かして、シューズをさらに魅力的に見せるのが僕の役目。単純にリブランディングして若返りというわけではなく、良い感性を持った人たちが購入するようなブランドにしていきたい。少し見せ方やアイデアを加えれば、とてつもなく良いブランドになる可能性があるので楽しみにしている」と語る。プロダクトへの関わり方については「まだ検討中の段階だが、自分自身が開発するというより、チームに色やディテールのアイデアを補完していく形になる。ブランドやショップとコラボレーションする際のコネクターになれれば面白い」と話した。
「アシックスウォーキング」は“走れるビジネスシューズ”の「ランウォーク」、足や歩行のメカニズムを研究した「ぺダラ」の2ラインを商品構成の軸とする。年間販売足数は70~80万足で売上高は約120億円。現在国内の直営店は70店舗で、3月17日には東京の新宿マルイ 本館、大阪の京阪モールに出店するなど、2020年に向けて積極的に出店を行う予定だ。
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