調査会社のウーメディア ラボは、2017年の春メイクトレンドを“くすみカラー”と発表した。同社は、美容関係の仕事に従事する20〜50代女性100人を対象に「春メイク」に関する調査を実施。「ここ最近、美容分野で“くすみカラー”が人気を集めていると思うか」という質問に対して、約7割が「そう思う」と回答。春のメイクといえばパステルカラーが定番だが、より上品で大人っぽい印象を作ることができる“くすみカラー”が人気を集めた。
加藤智一・美容ジャーナリストによると、「今シーズンは例年と異なり、レトロ感、ヴィンテージ感のあるピンクやグリーン、オレンジなどの“くすみカラー”が流行色になっている。理由は、ファッションの流行色として選ばれているおり、コーディネートしやすい落ちついたカラーが出てきた」とコメントした。
各メーカーも広告ビジュアルで“くすみカラー”を提案。「THREE」は、春の新色として目元にモーブカラーを選び、トップスにはブラックのノースリーブブラウスを合わせて、シーズンレスの雰囲気を演出。女優でモデルの水原希子を起用した資生堂「マキアージュ(MAQUILLAGE)」では“あえてのくすみ色”をテーマに、ヴィンテージカラーの口紅やアイシャドーを使用した。
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