カネボウ化粧品グループのエキップは3月から、大人の女性に向けたコスメブランド「スック(SUQQU)」を韓国に導入する。3月20日に新世界免税店(明洞店)、4月7日にロッテ免税店(本店)に出店する。これにより、5つの国と地域での展開となり、今後も出店を計画、グローバル展開を加速する。
韓国への出店は、韓国免税店に勢いがある状況と、同社の「RMK」が韓国免税店の店舗が好調に推移していることが背景にある。さらには、韓国がアジアにおけるビューティの発信源として大きな影響力を持つ国であり、日本発のブランドとして東アジアで確固たるポジションを得るための拠点づくりとして今回の出店に至ったという。
「スック」の海外展開は06年にタイに進出したのをはじめ、同年10月にUK、15年12月に台湾に出店。日本発ブランドとして、商品クオリティーとコンセプト、オリエンタルな切り口、さらには海外限定品を積極的に導入するなどで、人気を獲得。UKにおいては、16年度の売り上げが前年比40%増となるなど大きく伸長している。台湾にはすでに5店舗をオープン。今後の出店計画も進行している。
18年には、ブランド誕生15周年を迎えることから、国内市場と併せ、アジア、欧州での海外展開も加速し、グローバルブランドとしてさらにプレステージ性を高めていく。
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