大和ハウス工業は6月22日、東京・八王子に大型複合商業施設「イーアス(IIAS)高尾」をオープンする。ラピスセミコンダクタの半導体工場跡地を再開発した、SC、戸建住宅、分譲マンションからなる複合開発事業「高尾サクラシティ」の一部。同社が手掛ける複合開発事業では最大規模になる。8日には関係者に向けて概要を説明した。
「イーアス高尾」はJR・京王線高尾駅徒歩6分の立地で、売り場面積は約4万9000平方メートル。周辺住民の実生活に密着した物販、飲食店などをメーンに120店舗を誘致し、食品スーパー店「三和」、スポーツ用品店「スーパースポーツゼビオ」、家電店「ノジマ」、家具店「ニトリ」、玩具店「トイザらス・ベビーザらス」の5店が核テナントになる。ファッションでは「スーツセレクト(SUIT SELECT)」「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」「チュチュアンナ(TUTUANNA)」などが入る。初年度売上目標は220億円。
また「高尾サクラシティ」内ではサステナブルな街づくりを目指し、SC、マンション、住宅の各戸に使用電力を計測する端末を設置する。電力の“見える化”を行う他、ピーク時には住民をSCに誘導できるような施策も用意し、エネルギー使用量の抑制を目指すという。なお416戸の大型分譲マンション「プレミエスト高尾サクラシティ」、83区画の戸建分譲住宅地「セキュレアガーデン高尾サクラシティ」を売り出しており、マンションはすでに全戸完売、住宅地も残り1区画と好調なすべり出しになった。同社は今後も首都圏を中心にした開発を積極的に行う考えだ。
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