高島屋は、新宿店の8階にウェルネスをテーマにした編集フロア「ウェルビーフィールド」を3月15日開く。売り場面積約2000平方メートルに、スポーツブランド、化粧品ブランド、飲食店など20店のほか、スタジオも併設し、モノとコトの両面から健康的なライフスタイルを提案する。初年度売上高20億円を計画する。
女性を中心にランニングやヨガなどの運動を日常に取り入れる人が増え、オーガニックの食品や化粧品も注目を集めている。ニーズに応えるためには百貨店の従来型の商品分類の枠を超えた横断的なMDが必要と判断し、8階の婦人服売り場のスペースを刷新した。同社のスポーツ部門ではなく、レディースファッション部門が管轄する売り場になる。
ウエアやシューズの顔ぶれは、ユニクロのアクティブウエアを集めた新業態「ユニクロ ムーブ(UNIQLO MOVE)」、マッシュホールディングスの新しいスニーカー業態「シトロン イン ザ シティ バイ エミ(CITRON IN THE CITY BY EMMI)」の他、「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」「ダンスキン(DANSKIN)」「レリック(RERIC)」など。ビューティでは高島屋の自主編集ショップ「ベルアクティーヴ」の1号店が入り、スポーツアロマトレーナーの神崎貴子氏が全体を監修する。飲食ではUCCによる「ウェルビーカフェ25°」、発酵食品を提供する「コウジアンドコー」を誘致した。
2軒のスタジオはともにゴールドジムと提携した女性専用の新業態。「メローフロー」はヨガや空中ヨガ、フラダンス、ピラティスなどのメニューを豊富にそろえる。「ウーマンズシェイプジム」はトップクラスのインストラクターが手ほどきする本格的なレッスンが売りだ。定期的に通うスタジオを設けることで、顧客の囲い込みにつなげる。
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