伊勢丹新宿本店は13日まで、「イセタン メイクアップ パーティ」を7階催物場で開催している。同館初の試みで、20以上のブランドを並べ、さらに35ブランド1000色のリップをそろえた「リップバー」を展開。初日オープン前から50~60人が並ぶなど、終始賑わいを見せている。
入月雅子・婦人雑貨統括部 婦人雑貨第三商品部 化粧品バイヤーは、「メイクに焦点を当てたのは、未来の顧客になりうる若年層の新客獲得を目指したため。さらには、春のファンデーションや新色がそろうこの時期に、顧客に向けても発信したかった」と語り、化粧品として過去最大の告知を多角的に展開した。「美容雑誌やキュレーションサイトと組んだり、自社のSNS、カタログなどで発信したりした」と述べる。SNSの画面提示などでサンプルセットをプレゼントする特典も展開している。
会場は「メイクスタジオの活気溢れる雰囲気を演出し、メイクを楽しむわくわく感や高揚感を作り出した」。そのわくわく感の演出には、1000色がそろう「リップバー」の他、中央ステージでは、人気ブランドが主催するメイクアップイベントやセミナーを随時開催。参加ブランドは、「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「アディクション(ADDICTION)」「アルビオン(ALBION)」「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」「ジバンシイ(GIVENCHY)」「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」「イヴ・サンローラン・ボーテ(YVES SAINT LAURENT BEAUTE)」「M・A・C」「ゲラン(GUERLAIN)」「スック(SUQQU)」「THREE」など。1階の化粧品売り場にないブランドとして、植物由来へのこだわりとモードを極めた「セルヴォーグ(CELVOKE)」、日本・アジア初上陸の米メイクブラシブランド「アーティス(ARTIS)」を導入している。
入月化粧品バイヤーは、「初日から狙い通りの若い女性を中心に多くの人が来場してくれている。この会場でメイクの楽しさ、わくわく感を味わってほしい」と語った。
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