ファッション

LVMHがパリで新文化施設 9月に着手

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMH)は、パリ・ブローニュの森に新たな文化施設をオープンする。アートやライブパフォーマンス、応用美術のハブとなる新施設を「ラ メゾン LVMH / アール‐タラン‐パトリモワンヌ(LA MAISON LVMH / ARTS‐TALENTS‐PATRIMOINE)」と冠し、国立民俗民芸博物館跡を改修し建設する。改修を担当するのは、2014年にパリ・ブローニュの森にオープンした文化・芸術複合施設、フォンダシオン ルイ・ヴィトンも手掛けた建築家フランク・ゲーリー(Frank Gehry)。9月に着工し、2年以内の完成を予定している。最初のパラグラグの最終分に下記をいれてください。総工費は、1億5800万ユーロ(約189億円)。

 現在の国立民俗民芸博物館跡の建物は1万5050平方メートルで8フロア。2005年にクローズしたまま、利用されていなかった。リノベーション後は、2000~4000人を収容するコンサートホールや展示スペース、ワークショップスペースのほか、最上階にはパリの街を望むレストランなどが入る予定。

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン会長兼最高経営責任者、フランソワ・オランド(François Hollande)仏大統領、パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長、フランク・ゲーリーが出席した会見で、アルノー会長は新たな施設について、「クリエイティビティーや新たな経験・体験を集め、融合すると同時に、パリの国宝でありLVMHの成功の原点でもある職人の技を後世に残し、これらを学ぶ者を育成する場になるだろう」とコメントした。

【関連記事】
■2017年LVMHプライズ審査会が開催 関係者が語るプライズの意義
■LVMHがマルコリンと合弁会社を設立

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。