三越伊勢丹のプライベートブランド「BPQC」が3月8日から14日まで伊勢丹新宿店本館2階のプロモーションスペースでポップアップストアをオープンしている。「BPQCのある暮らし」をテーマに、日々の生活をより美しく、賢く、快適に過ごすための洋服と生活雑貨を提案。開店初日は、裾にスリットを入れて後ろを長くしたVネックセーター(1万7280円)と、ワイドクロップドパンツ(同)のニットセットアップや、ポリエステル100%ながらもリネンタッチで機能性と美しさを兼ね備えたスタイリッシュなチェスターコート(4万2120円)、ポケッタブルのライトウエイト・トレンチコート(同)が売れ筋トップ3になっている。その他、海外のメゾンブランドなどから評価を受けている国内素材メーカーと開発したカットソーシリーズや、フランスの調香師による3つの香りを使用したハンドソープ、モイスチャークリーム、今治タオルなども好評だった。
「BPQC」は“ボン・プリ、ボン・カリテ、ボン・シック(良質適価、かつ好感度)”の略で、故・藤巻幸大氏が陣頭指揮を執りライフスタイル提案型ブランドとして2000年にデビュー。2014年にムラカミカイエをクリエイティブ・ディレクターに迎え、「知性と品格を持つ大人のためのコンフォートベーシック」をコンセプトにしたニュー・スタンダードブランドに刷新している。現在は全国の伊勢丹、三越に17店舗、中型店の「エムアイプラザ」内に27店舗の計44店舗を展開中。さらに世界観を表現し、顧客体験を強化するため、来年をメドに都心にオンリーショップを出店する予定だ。
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