ワコールは3月10日、京都の「ワコールスタディホール京都」で新企画「パジャマヨガ」の体験レッスンを行った。3月18日の“世界睡眠の日”に先駆け、より良質な睡眠に導く入眠儀式として、2月に発売した新作パジャマ“ふわごころ”を着用したリラックスヨガを新提案。グラヴィティヨガ協会理事の神谷よしみを講師に招いた。
約1時間の体験会では、クッションやタオルを用いながら肩甲骨や背中などの筋肉全体をゆるめる心地良いポーズを連続して行った。「社内で事前にレッスンを受けた時、スタッフの3分の1が本当に寝てしまった」と語るのは、本プログラムを企画した岡野源太郎ワコールブランド事業本部パーソナルウェア商品営業部部長。30人の定員に対し、約130人の応募があったという。「世界睡眠の日に向けて、パジャマの重要性をアピールしたい」と考えた時、着目したのが“寝つき”だった。「着心地の良いパジャマを着ることで快眠に向けてスイッチを切り替え、さらに深い呼吸でリラックス効果を高めるヨガを合わせて行うことを、スムースに眠りに落ちるための新習慣として提唱する」。
今回着用した“ふわごころ”は、ワコール人間科学研究所による研究に基づいて2004年に始動したナイトウエアブランド「睡眠科学」の新作。実際にパジャマを着て登場した岡野部長は「天然油脂分が多いインド綿を使用することで、しっとりなめらかでふわふわの肌触りを実現した。ナイトウエアはファッション性が高く、感覚的に訴えがち。ただ商品を店頭に並べるだけでなく、こうした体験イベントや情報発信などを通して気づきの機会を増やし、女性の健康を応援する」と語った。
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