ファッション

顧客に新提案 大塚家具創業者が「ディーゼル」の家具を導入

 インテリア総合企業の匠大塚(TAKUMI OTSUKA)が、「ディーゼル リビング(DIESEL LIVING)」の取り扱いをスタートした。匠大塚は大塚家具を創業した大塚勝久・会長が2015年に設立。「コスタンティーニ(COSTANTINI)」や「ウルタド(HURTADO)」をはじめ、高級家具を販売している。

 同社は「ディーゼル リビング」の家具を製造しているモローゾ社と総代理店契約を結び、4月初旬から「モローゾ(MOROSO)」の販売をスタート。加えて「ディーゼル リビング」の家具も同時期に販売を開始する。同ブランドは「ディーゼル」のDNAであるロックなライフスタイルを反映したライフスタイル・ブランドで、09年から国際家具見本市のミラノサローネで新作を発表。モローゾ社以外にも、照明ではフォスカリーニ(FOSCARINI)、テーブルウエアではセレッティ(CELETTI)などと協業でコレクションを制作し、アートや音楽からインスピレーションを受けた個性的な家具を提案している。現在はディーゼルも「ディーゼル リビング」を販売。匠大塚は顧客の反応を見つつ、ゆくゆくは家具に関する独占販売を検討する。家具以外のカテゴリーに関しては、全体的な世界観の発信が必要か吟味した上で、導入する可能性もあるようだ。価格の目安は、アームチェアが39万円、ソファが100万円、センターテーブルが15万円、サイドテーブルが9万円程度。

 この取り組みは、モローゾ社から匠大塚へのアプローチでスタート。匠大塚はハイエンドに限らず、長く使えるこだわりが感じられる商材も提案しており、世界的に知られる「モローゾ」と個性的な「ディーゼル リビング」が加わることで提案の幅が広がりそうだ。

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