12回目を迎えた「ギンザ ファッション ウィーク(GINZA FASHION WEEK)」が28日まで、松屋銀座、銀座三越、銀座・和光、東急プラザ銀座で開かれている。同イベントは2011年の震災後に「世界の銀座からファッションの力で日本を元気にする」をキーワードに、隣接するライバル店同士がタッグを組み、春と秋の年に2回開催。今回は「さくら」を共通テーマに、各店が桜をイメージしたファッションやイベントなどを実施する。
松屋銀座は「シンク ピンク(THINK PINK)」をテーマに、桜色にフォーカスした春のファッションや桜のスイーツ、お花見弁当といった日本ならではの商品を提案する。銀座三越は桜から着想を得たファッションやリビング用品、フードなど幅広く紹介。9階の銀座テラスを始め、各階で茶道やカメラ、カジノなど、体験型のイベントを実施する。銀座・和光は「咲く WAKO STYLE」と題して、桜をモチーフにしたファッションやスイーツに加え、日本の伝統的な素材と感性を生かした商品を紹介する。今月で開業1周年を迎える東急プラザ銀座は4月7日まで、「BLOOM」をテーマにした周年記念イベントを開催する。また、チャリティーポーチ(500円)を各店500個限定で販売。収益はすべて東日本大震災被災地の子供たちの支援活動に活用する。
14日には東急プラザ銀座でオープニングセレモニーを開催。ゲストに女優の長谷川京子を招き、横関直樹・松屋銀座本店長、浅賀誠・銀座三越店長、安達辰彦・和光社長、雨宮浩太郎・東急プラザ銀座総支配人が出席した。長谷川は「10代、20代、30代でファッションの楽しみ方も変わってきた。今は子供もいて、より生活に身近なスタイルになってきた。一方でおしゃれを楽しむ時間も大切。ファッションは個性を映し出すもので、人生を向上させるもの。銀座で春のファッションを楽しんでほしい」とコメントした。
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