ローズ バッド(ROSE BUD)は3月17日、渋谷・明治通り沿いの旗艦店をリニューアルオープンした。これまで1、2階を店舗として使用していたが、リニューアル後は物販スペースを1階に集約。世界中から集めたオブジェやタペストリーを随所に飾ったり、ウォールペイントを施したりした、無国籍的でにぎやかな空間に仕上がっている。
大坪由季ローズ バッド商品部シニアバイヤーは今回のリニューアルについて「24年前にオープンして以来、"ボーダーレス""エイジレス"をキーワードにショップを運営してきた。その原点を現代版にリミックスして表現する店にした」とコメント。こだわりは、コーナーごとに全く違うテイストの空間を作り込んだことだ。「いろいろな部屋を回るような、ワクワクする内装を目指した。店内に入ってすぐ左にはトレンド感があって、今気分の商品を集積。その奥には『MSGM』『ドレスキャンプ(DRESSCAMP)』『フェンティ プーマ バイ リアーナ(FENTY PUMA BY RIHANNA)』など、モード&ストリート感のあるブランドをそろえた。そして一番奥には、私たちがずっと定番として売り続けてきたデニムと、デニムに合うクラフト感のあるウエアを用意している。ちなみに出入り口近くのレジカウンターは、異国のバザールやキオスクのようなイメージ(笑)」。
什器やハンガーも、味のあるアンティークから無機質な雰囲気のものまで、それぞれのテーマに合うものをチョイスした。「世界中から集めた一つ一つの商品を、一番すてきに見せるためのステージを用意する気持ちで店内を作った。お店は、自分の"好き"を広げてくれる出合いの場所。リアル店舗でしか感じられない楽しさをお客さまに受け取ってもらえたら」。
リニューアル記念の限定商品は、ローズ バッドのデザイナー陣が一点一点デザインしたシリアルナンバー入りのリメイク商品を用意した。オープン前日に行われたレセプションですでに数点が売れたという。
2階はEC用の撮影スタジオとプレスルームを備えながら、ポップアップストアやワークショップスペースとしても活用する。「ローズ バッドを通じて出会ったおもしろい仲間たちと、みなさんとのコミュニケーションの場にするべく、現在いろいろ計画中。路面店だからできるユニークな企画も行いたいし、若い才能を発掘する場としても活用したい」と大坪シニアバイヤー。
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