アトモスは3月18日、“ナイキ エアマックス1(NIKE AIR MAX1)”の“アトモス エレファント(ATMOS ELEPHANT)”(1万6000円)を復刻発売する。生誕30周年を迎える“エアマックス”を記念して、各国のナイキが選ぶ過去の象徴的なモデル100足をエントリー。世界中で開催された投票で、最も復刻が望まれるモデルとして“アトモス エレファント”が1位に輝いた。
手掛けたのは、アトモスの小島奉文ディレクターだ。エレファント柄にエメラルドグリーンのスウッシュが印象的なデザインは、象の行水をイメージ。2007年、動物園をコンセプトに“ビースト”“クレイジーアニマル”“エレファント”の3部作のアニマルパックとして発売した。「発売当時は、オールブラックやオールホワイトが主流の時代。スニーカー屋として、世に出ていないモノを作りたいと思ってデザインしたが、保守的な日本でこんなクレイジーな柄のモデルが売れるのかとも言われた。当時も予想以上に海外からの反響が多く、今回も日本以上に海外から多くの投票があった。日本の取り組みが世界に認められ、光栄に思う」と小島ディレクター。ヒット商品を生み出す今後の可能性について聞くと「10年前は今のように選択肢も多くなかったし、情報収集も大変だった。今は選択肢が幅広く、ファッションが自由な分、メーカーサイドも顧客を掴むのが難しい。1から作るのが難しい時代ではあるが、一方で技術はどんどん進化しているので、レトロな顔つきのアッパーと最新ソールを搭載するなど組み合わせ次第で新しい可能性もある」と話す。
18日は、エレファント柄が“エアジョーダン3(AIR JORDAN3)”にも採用されていたことにちなみ、東京・新宿のスポーツ ラボ バイ アトモス限定でソールにジャンプマンを入れた“アトモス エレファント”とサファリ柄をあしらった“ジョーダン3”をセットにしたダブルパック(5万円)も発売する。アトモスは、昨年10月に2800人の行列を作った“エアジョーダン1”を上回る3000人の行列を予想しているという。
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