エアビーアンドビー(AIRBNB)は3月21日、東京・渋谷で東京の「ガイドブック(GUIDEBOOKS)」機能と大阪の「体験(EXPERIECES)」サービス開始に関する記者会見を開催した。同社のトリップ・プラットフォームの一環で、観光客と地元コミュニティーの交流を目的にしている。同サービスは昨年11月にスタート。現在、世界13都市で800を超える「体験」の予約を受け付けており、年内中に51都市に増える予定だ。サービス開始後、世界73カ国以上から予約がされている。
東京でも「体験」を昨年11月にスタートし、現在100の「体験」が可能になっている。「体験」ホストを務めるのは現地の職人や料理人、音楽家など幅広い分野に携わる人々。「体験」は数時間から数日にわたり、サービス開始以来、東京は世界中の「体験」の中でパリに次いで2番目の人気だ。本日から、大阪で「体験」の予約の受付も開始した。東京では、50人のエキスパートによる約450カ所のスポット情報を提供する「ガイドブック」機能がスタートした。
記者会見では、トリップ・プラットフォームのプレゼンのために来日したジョー・ゲビア(JOE GEBBIA)=チーフ・プロダクト・オフィサー(CPO)が登場。自ら会見前に経験した盆栽がテーマの「体験」などについて語った。ゲビアCPOは「エアービアンドビーは『宿泊』『体験』『スポット』のサービスを通して、旅先で日常に溶け込むような包括的な体験を提供する。旅とは『どこに行くか』ではなく『旅先の体験を通してどのような“人”になるか』がテーマ。エアービアンドビーでわれわれが取り組む全ての事は“人”が原動力だ」と強調。「体験」や「ガイドブック」のホストを交えてのトークショーや、「体験」ホストによるデモンストレーションなども行われた。
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