アディダス(ADIDAS)は米アシックス(ASICS)とアシックス傘下のアプリメーカーのフィットネスキーパー(FITNESSKEEPER)に対し、アディダスが特許を得た技術を使用しているとしてデラウェア州連邦裁判所に提訴した。
アディダスはトラッキング技術やトレーニングを提供するウエアラブルデバイスの技術の特許を取得しており、アシックスが同様の技術を同社のアプリ「マイ アシックス(My Asics)」で使用していると主張。「マイ アシックス」のGPSを使用した位置情報のトラッキング機能や音声を使用したコーチング、ワイヤーレスの通信機能、パフォーマンスリポートなどが該当すると指摘。アディダスは「当社はこれまで、そしてこれからもアシックスの特許権侵害により被害を受け続ける」とコメント。また、裁判所に対して特許権侵害の判断および差し止め命令、特許の使用料に相当する損害賠償を要求した。
なお、両社からコメントは得られていない。アディダスは昨年アンダーアーマー(UNDERARMOUR)に対しても同技術をめぐり訴訟を起こしていた。
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