ベルギー・ブリュッセルのレザーブランド「デルヴォー(DELVAUX)」が京都高島屋にコーナーショップをオープンした。2階インターナショナルブティックの「サンローラン(SAINT LAURENT)」跡地に出店し、売り場面積は90平方メートル。心斎橋の旗艦店と同様に、ルクセンブルクを拠点に活動する気鋭アーティストデュオ、マルティーヌ・ ファイペルとジャン・ベシャメイユが店舗デザインを担当。白を基調とした静謐な空間に、印象的な曲線のディテールを施した什器やアンティークのテーブルなどでアクセントを加えた。
京都店のオープンを記念し、アイコンバッグである“ブリヨン”のスペシャルピース“ブリヨンEWミニ トワル・ド・クィール レインボー”を販売している。コンパクトながらも横幅と奥行きをもたせたサイズは、2016-17年秋冬にローンチした“ブリヨン”の新しいスタイル。ペールトーンのレザーを編み込む事で、独特のグラデーション模様を生み出している。「京都の伝統に敬意を評しつつ、『デルヴォー』らしい丁寧な職人技が伝わるバッグ。着物の帯をイメージさせる柔らかい春の色味は和装ともマッチする」とノエル・コラン=デルヴォー・ジャパン会長。「昨年末には大阪の阪急うめだ店をリニューアルし、商品と空間を通して母国ベルギーのスピリットをより深く伝えられる世界観を強化した」とも明かした。京都店がオープンしたことで、現在の国内店舗は関東・関西ともに3店舗体制になった。来月はギンザ・シックスのオープンを控えており、こちらも話題を呼びそうだ。
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