LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON 以下、LVMH)は、若手を支援するために創設したLVMHヤング ファッション デザイナー プライズの2017年度ファイナリスト8組を発表した。
今年度のファイナリストには、日本から「アンブッシュ(AMBUSH)」を手掛けるYOONと「コザブロウ(KOZABURO)」の赤坂コザブロウの2組が残った。その他ロシアからは「ジャンコイ(JAHNKOY)」のマリア・カザコヴァ(Maria Kazakova)、シリアから「ナビル ナヤル(NABIL NAYAL)」のナビル・エル・ナヤル(Nabil El-Nayal)、フランスから「アトライン(ATLEIN)」のアントナン・トロン(Antonin Tron)、デンマークから「セシリエ バーンゼン(CECILIE BAHNSEN)」のセシリエ・バーンゼン(Cecilie Bahnsen)、イギリスから「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」のモリー・ゴダード(Molly Goddard)、フランスとベルギーのハーフであるマリーン・セル(Marine Serre)が選ばれた。
プライズの立役者であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントは「今年は8人中5人が女性、さらにダイバーシティーに富んだラインアップとなった。ファイナリスト一人一人のプロ精神とコミュニケーションスキルに驚いた。インスタグラムなど、あらゆるツールを通じてクリエイションやブランドを発信している」とコメントした。ファイナリストに選ばれた赤坂は「最近バタバタしているが、今回のプライズは僕にとって本当に貴重な機会だ。今まで地道に頑張ってきた成果だと考えている」と語った。
ファイナリストは今後、「ディオール(DIOR)」のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターやカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、「ルイ・ヴィトン」のニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターら審査員の前で最終プレゼンテーションを行う。優勝者には賞金30万ユーロが贈られる他、LVMHのエキスパートから指導を受けることができる。