ファッション

「コモン スウェーデン」デザイナー初来日 トレンドの対極が生む“新ユースカルチャー”

 ロンドンのメンズブランド「コモン スウェーデン(CMMN SWDN)」のデザイナー、セイフ・バキール(SAIF BAKIR)とエマ・ヘドルンド(EMMA HEDLUND)が、4月3日まで行われている「エイチ ビューティ & ユース(H BEAUTY&YOUTH)」のポップアップのために初来日した。2人の出身地であるスウェーデンらしいクラシックな仕立ての優雅さと、ロンドンのサブカルチャーのインスピレーションのミックスがアイデンティティー。国内での取扱いを始めたばかりのブランドだが、現在セレクトショップを中心に、着実に販路を広げている。日本マーケットでの可能性をどう見ているか。

WWDジャパン(以下、WWD):初来日だが、日本のファッションについてどう思う?

セイフ・バキール(以下、セイフ):日本のファッションは、個性的でコンテンポラリーでとても力強いよ。保守的なヨーロッパ人にとってはセンセーショナルだと思う。90年代に端を発したカルチャーも興味深いね。

エマ・ヘドルンド(以下、エマ):そうね。個性的という言葉が本当に当てはまると思う。あと、日本についてはポジティブなことばかり聞いていたので、実際に伝統的な建築などを見て本当に感動しているの。昨日、ディナーに行ったお店の料理が素晴らしかったし、スタッフもとても親切で驚いたわ。

セイフ:タクシードライバーも優しく丁寧に街案内してくれるしね(笑)。みんなが本当に優しいんだ。

WWD:日本でも注目ブランドとなっているが、日本のマーケットについてはどう考えている?

エマ:日本人の顧客は個性を重要視するので、今シーズンのコレクションのデザインともマッチしている。色やマテリアルの使い方は日本人のファッションとも親和性があると感じるわ。

セイフ:マーケットにもね。僕たちのコレクションをよく理解してくれている印象だよ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。