ファッション

“ウェア ボブソン”がゲストデザイナーに「ダブレット」の井野将之を起用

 キシユニバースのデニムブランド「ボブソン(BOBSON)」は、2017-18年秋冬シーズンからデザイナーズライン“ウェア ボブソン(WHEIR BOBSON)”メンズのゲストデザイナーに「ダブレット(DOUBLET)」の井野将之を起用した。ウィメンズは前シーズンに引き続き、「チノ(CINOH)」の茅野誉之が手掛ける。

 井野デザイナーが手掛けるメンズは7型で、1970~80年代の「ボブソン」のロゴを使用しているのがポイントだ。デフォルメしたロゴパッチやビッグポケットを付けたオーバーサイズのデニムジャケット(2万5000円)やジーンズ(2万2000円)、サイドにボブソンのテープを配したトラックスーツ風のジャケット(2万4000円)とパンツ(2万1000円)などが「ダブレット」らしいキャッチーなデザイン。同プリントを使ったパーカー(7500円)やTシャツ(5000~6000円)もそろえる。

 茅野デザイナーによる今季のウィメンズは、縫製前に洗い加工をしたクリーンなデニムを使った8型のラインアップ。3色の異なるデニム地を使ったブロッキングが特徴のモッズコート(3万9000円)やノーカラーコート(3万5000円)をはじめ、柔らかなテンセルデニムとヘビーウエイトデニムをはぎ合わせたワンピース(3万2000円)、フレアスリーブのブラウス(1万8000円)、前後で色の異なるワイドパンツ(1万8000円)などを販売する。

 キシユニバースの渡辺実ブランド開発部課長は「従来のデニムブランドにはないようなアイデアを各デザイナーから考案いただき、面白いアイテムを作ることができた。メンズは、百貨店のウィメンズフロアからもピックアップがあり、ユニセックスでの提案もできそう。仏セレクトショップのコレットや香港のハーヴェイ・ニコルズからも反応があり、手応えを感じている。まずはセレクトショップのセカンド業態(中間層向け店舗)での販売を強化し、今後は輸出体制を整えて、アジアを中心に海外への卸しも行っていきたい」と話す。

 “ウェア ボブソン”は16-17年秋冬にスタートした「ボブソン」のデザイナーズライン。"ウェア"は、西洋を意味する"Western"と後継者の"Heir"を合わせた造語になっている。デビューシーズンと17年春夏(メンズのみ)は「シセ(SISE)」の松井征心がデザインを担当。加工監修としてドクターデニムホンザワの本澤裕治が携わっている。現在、アーバンリサーチやレイビームス、アクアガールなどのセレクトショップで取り扱いがある。17年春夏シーズンはウィメンズのポップアップストアを百貨店で開く。阪急百貨店うめだ本店では4月12~18日、伊勢丹新宿本店では4月26日~5月9日を予定する。

[related post="243547" title='「ボブソン」の新ライン"ウェア ボブソン"が始動 デビューコレクションに「シセ」の松井征心を起用した理由は?']

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。