スウェーデン発のファッションウオッチ「ダニエル・ウェリントン(DANIEL WELLINGTON)」は、日本国内初のブランド・パーソナリティーに元サッカー日本代表の中田英寿とNYを拠点に活動するモデルのTAOを迎えた。ブランドのキーワード「ESSENTIAL(本質)」「INTELLIGENCE(知性)」「GLOBAL(世界的)」を体現している人物として2人を起用。同ブランドは、2014年の日本展開以降、SNSを積極的に活用したマーケティングで20代の若者を中心に瞬く間に人気を集めた。グローバルに活躍する2人を起用することで、年齢幅の拡大など、時計ブランドとしてのスタンダードを目指す。
日本の総輸入元を務めるビヨンクールは6日、就任セレモニーを行った。シンプルで薄い大型のケースが特徴的な時計を中田とTAOが着用した新しいビジュアルも披露した。ビヨンクールの荒井正敏・社長は、「創立者のフィリップ・タイサンダーと初めて出会ったのは、彼が20代後半のとき。ここまで成長したのも新しい時代の新しい人間が、従来の手法ではなく新しい売り方で全世界を視野に入れて展開してきた結果。これからまた新しい『ダニエル・ウェリントン』を見せていく」と話し、中田とTAOを迎えた。二人は「シンプルな洋服が好きなので、レトロで非常にシンプルな『ダニエル・ウェリントン』の時計は、それを邪魔しない」(中田)、「派手な時計が並ぶ中で、スタイリッシュな時計が目に入る」(TAO)と印象を話した。
その後は、「世界」「本質」「知性」をテーマにトークショーを開催。現役時代から世界中を飛び回っている中田は「より多くの経験を積んだ方が、人間としても深くなるし、濃くなっていくと思う。旅をすることが全てではないが、いろんな経験をする可能性があるならできる限り世界を回って色んな人に会って、自分を作っていきたい」。NY在住のTAOは、「海外で色んな経験を積むことで、自分らしくいられるようになった」とグローバルな経験を話した。自分らしい時計は?との問いに、TAOは「時計はファッションに合わせてられるように何本が持っている。シンプルだけど洗練されたものは、簡単に見えて着こなすのは難しい。それに合うような女性になりたい」。中田は「若い時はブランドロゴが好きだったが、今はできる限り着ない。自分が中心であって、上品で主張しないモノを着ている。本人がちゃんとしてさえすれば、何を着ていてもかっこよく見えるもの。シンプルなモノが似合うのが、カッコいい大人なのかなと思う」と話した。
「ダニエル・ウェリントン」は今年発売した新作“クラシックぺティットシリーズ”のイメージアイコンにモデルのケンダル・ジェンナーを起用。また、グローバル・アンバサダーにモデルのローラやアメリカのモデル、ラッキー・ブルー・スミスとパイパー・アメリカ・スミス、ラッパーのセオフィラス・ロンドンの4人を迎えた。現在、世界100カ国以上、8000以上のショップで取り扱われている。